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2021-01-22

トイレの代わりに紙おむつは使えるだろうか?

大きな災害が発生するとトイレが使用出来なくなる可能性があります。それは断水の影響ばかりではなく、排水が出来なくなれば逆流も起こるからです。

そのため必ず用意しておきたいモノが『トイレの凝固剤』ですが、『紙おむつでも排泄は可能でしょうか?』という質問をいただくこともあります。

果たして、紙おむつで排泄が出来るでしょうか?

私の経験をお話ししましょう。

子どもたちが小さい頃は車に紙おむつを載せて、渋滞時の対応に使用していましたが、私はそうはいかず、必死で我慢していました。

●紙おむつでは出来なかった

排泄は、実は非常にデリケートなことで心理的に出せなくなることを私は経験しました。

 

私は中学1年生のとき、急性で発生した胃腸の病気で1週間入院したことがあります。

胃腸を早く健康に戻すために点滴に利尿作用のある成分が入れてあり、すぐに排泄したくなります。しかし、安静が必要であり、また、点滴に血液が逆流するからとのことで自由にトイレに行かせてもらえません。度々看護師さんがトイレに付き添ってくれたのですが、その頻度が多いので看護師さんから「これでやって!」と渡されました。

用意されたのは、ベッドの上で使用する小さな便器の尿器です。

 

これがまた、寝ながら排泄することが出来ません。出したいのに出せない・・。

同部屋の患者の方たちも心配してくれて、紙おむつをくれた方がいました。

紙おむつなら出来るかも?と思い、紙おむつを付けて上体を少し起こしたのですが、全く出せません!これは尿器とはまたちがう心理で、紙おむつの中にするということに抵抗感が出てしまったのですね。お腹はパンパンです。漏れてしまう心配ではなく、出せない心配です。もう気が狂いそうになりました。

 

当時は年頃ということもあったかもしれませんが、いま試そうとしてもやはり抵抗感があって出せませんでした。股にあてていることが私には抵抗があるようです。

 

私の経験が参考になるかはわかりませんが、トイレの代わりに紙おむつをご検討される場合は、一度試すことをおすすめいたします。

●仮設トイレでは躊躇して

出先で「仮設トイレ」を使用することはありませんか?

 

子どもたちが野球をやっていた頃、グランドの隅にある「汲み取りタイプの仮設トイレ」に躊躇していました。お母さんたちと一緒に行き、外の見張りをしながら、ズボンの裾を持ち上げて目をつぶって・・。汚物がいっぱいのときは我慢に我慢をして、最悪の場合はコンビニのトイレを借りていましたね。

 

これがもし災害時だったら?

最近はとてもきれいな「仮設トイレ」が増えましたが、災害時は汲み取り収集も難しくなります。汚物が溢れる状態の中で排泄出来ますか?

 

それもおそらく「出したくても出せない」状況になるのではないでしょうか。そうなると体に支障をきたします。さらにストレスが増すばかりです。

●だから、トイレの凝固剤は必須!

私の場合、紙おむつがNG。汚物の多いトイレはNG。ということがわかりました。

人に見られない。「和式型」で出来る。ということもわかりました。

もちろん個室で排泄したい。なので、自宅用のトイレ凝固剤はもちろん、いつものバッグにも5つ入れています。
*出先で排泄に使用した場合はもちろん持ち帰らなければなりません。

 

しかし、初めて自宅のトイレで「トイレ凝固剤」を試したとき、妙な違和感が伝わり、スムーズには排泄出来なかったですね。

 

排泄はやはり、非常にデリケートだということがわかりました。なので、自分が、家族が、心理的に『排泄出来る状況』『出来ない状況』を知る大切さを、平時のときに気付けて本当に良かったと思っています。

生きる中で我慢できないのはトイレですね。そして、とってもデリケートなことです。

「漏れてしまう」心配ばかりではなく、「出せなくなる」心配もあります。

「モノ」だけで判断するのではなく、心理的なことからも排泄方法を選ぶようにされてください。

トイレ後くらいは幸せを感じたいですからね。

 

代表 長柴美恵

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