2018年2月10日第1回SBSセミナー【自分と家族を守る備えの極意】報告
2月10日(土)10:00〜16:00「IKE・Biz(としま産業振興プラザ)」にて、当協会初のイベント『SBSセミナー第1回【自分と家族を守る備えの極意】』を行いました。
●プログラム
【1部】防災 10:25~「NPO法人日本防災士会参与」橋本茂氏による『大規模災害に備える~自助が全ての基本~』
【2部】見て!触って!備える! 11:55~13:55
(1)災害グッズあれこれ(和気産業株式会社)
(2)特許登録!耐震対応収納家具(ToyWall事業部)
(3)パラコードでつなぐ(防災備蓄収納プランナー協会)
(4)防災備蓄収納自慢掲示(随時募集:詳細は下記にて)
(5)防災備蓄収納マスタープランナーによる相談会
(6)世界最小サイズの非常用携帯トイレ(合同会社キューエフジェイ)
【3部】備蓄収納 13:55~「一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会代表理事」長柴美恵による『 自宅避難に備える~やっておくべき5つのコト~』
●三島愛マスタープランナーのMCで開演です。
『丸美屋様』よりプレゼントのご提供をいただきました。ありがとうございました。
災害時、ふりかけはおかずがなくてもご飯が食べられる貴重な素材。ローリングストックとして備蓄しておきたい食材の1つです。
●代表あいさつ
代表がはじめて東北の被災地へ訪れた経緯、協会設立までに至った経緯などをお話し、防災備蓄を広げたい思いを伝えました。
埼玉建築士会理事・さいたま南前支部長を16年間務められ、【防災備蓄収納1級プランナー】の建築部門でご執筆のご協力を下さった武田昌幸様(武田昌幸・生活改善研究室1 級建築士事務所代表)もお越し下さいました。急遽皆さまに武田様をご紹介させていただきました。お席を立たれてごあいさつ下さいましてありがとうございました。
●【1部】防災
NPO法人日本防災士会参与 橋本茂氏による『大規模災害に備える~自助が全ての基本~』
データがスクリーンに映写されないトラブルが発生し、映写されるまで橋本様がつないで下さいました。大変失礼いたしました。
熊本地震、東日本大震災、阪神淡路大震災の話しを聞くことが出来ましたが、30代の方は阪神淡路大震災の記憶がない方もいました。
災害時、10kmを歩くには7~8時間かかるそうです。トイレは7時間のところも待ちもあったそうです。避難所は混乱を避けるためにも立入り禁止をして部屋割などの整備が出来てから入れるようにする必要があるとのことです。安易に考えがちな帰宅と避難。メディアだけでは決してわからない現実の状況を聞くことが出来た方たちは、「知らなかった・・」「防災を理解出来た」「大変勉強になった」とのご感想を多くいただきました。
厳しい話ばかりではなく、ちょっと噴き出してしまう笑いもあり。
準備の終わった出展社の皆様も代表も真剣に学ばせていただきました。
●【2部】見て!触って!備える!
(1)災害グッズあれこれ(和気産業株式会社)
DIYのパイオニア商社。第二次高度経済成長期の昭和42年(1967年)、日本ではなじみのなかった時代にDIY専門商社としての変革を図り、それから早50年。創業95周年を迎える。
「避難所に通帳と印鑑を持って行くつもりでいる」というお声が多く、気持ちはよく分かるが何か良い方法は無いかと思っていたところ、和気産業(株)様の【目立たず安心ハンガー式隠し金庫】 シークレットボックスに出会い、この度のご出店となりました。
他にもハイブリッドライトシリーズをはじめ、災害用品もあります。このイベントを機に、代表の長柴が和気産業様運営の「e-classy!」災害備蓄コーナーにて『防災備蓄収納のプロ』としてご紹介して下さることになりました。
発売元:東部木材株式会社・企画元:ヤエファクトリー・製造元:株式会社ソハードの3社合同プロジェクトにより完成した「トイウォール」は天井に支持する転倒防止部材を一体設計し、間仕切り壁としても使用できる耐震性に優れた新感覚の組立式システム収納家具です釘も打てない。造り付けはもっと無理。耐震用突っ張りだけでは不安という方も多く、この機会に皆さま真剣にお話しを聞かれていました。ご契約が決まった方もいらっしゃいました。
当協会で連携を取りながら、皆さまに情報を発信させていただきます。
(3)パラコードでつなぐ(防災備蓄収納プランナー協会)
パラシュートコードで作ったアクセサリー【SBS・つなぐcords】
つなぐ:当協会は代表の東北応援がきっかけとなり設立されました。その思いから、仲間を「つなぐ」、地域を「つなぐ」、災害、減災、備蓄への意識向上に「つなぐ」、被災地へ「つなぐ」、就労に「つなぐ」、たくさんの「つなぐ」を表しています。
cords:材料のコードと「cords of love(愛の絆」」に使う「cord(cords)」等を意味しています。
製作:障がい者居宅介護サービス『ひいらぎ』様のご協力により、障がい者の方々の手によって作られています。
(4)防災備蓄収納自慢掲示
お宅や職場の防災備蓄の収納方法を応募し、今回届いた13件の「自慢」を会場で掲示し、来場者に一番良いと思った「防災備蓄収納」にシールを付けてもらいました。
そして! 11枚と、シールがもっと多かった優秀者は!!
千葉県の熊田明美さんの「防災備蓄収納自慢」でした!おめでとうございました!
【つなぐcords】をお贈りいたしました。
今回は全員が防災備蓄収納プランナーの有資格者でした。学び通りにしっかりと防災備蓄収納をしていることは協会としては何よりも嬉しく、全ての「自慢」を素晴らしく思いました。
また、アンケートの評価が大変よく、・参考になった(24)・やってみようと思った(5)・理解出来ていない(0)という結果をいただきました。*解答者のみ集計
ご応募くださいました皆さま、ありがとうございました。
(5)防災備蓄収納マスタープランナーによる相談会
今回は特別席はご用意しませんでしたが、それが甲を制したのでしょうか。マスターたちがブースで気軽に声をかけられ、相談の対応をさせていただきました。
「参考にします」とのご感想をいただきました。
(6)世界最小サイズの非常用携帯トイレ(合同会社キューエフジェイ)
製造元:代表自らの数々の非常事態経験から非常用携帯トイレの必要性を感じ、商品を開発。合同会社キューエフジエイは環境保全活動に取り組み、 持続可能な経済の発展と地球環境との調和に貢献していきます。この3点それぞれも地球にやさしい素材から出来ています。
通勤時や外出中に遭う災害と、渋滞時やアウトドアの緊急時に!便座丸ごとかぶせらるアメリカ製丸底袋+小便は袋ごと使用出来る凝固剤+人体に無害でわずかな量で手洗い出来る除菌水「シェルクリ」をセット。
「購入したい!」のお声が圧倒的に多かった理由は自慢のコンパクトさ。当協会でも早くご案内出来るように準備をすすめて参ります。
(7)三島マスターの持ち歩きポーチ
協会が2,744円を預かりました。
いつものバッグに手軽に備えられる備蓄として、三島マスターが自ら試したモノばかりを用意した三島マスタープロデュースの『持ち歩き防災ポーチ』
市販の持出し袋に厳しくジャッジする橋本氏にも相談し、良いご感想がいただくことが出来ました。
(8)募金
皆さまより3,705円の募金をお預かりいたしました。
三島マスターの『持ち歩き防災ポーチ』売上からの募金も含めまして、6,449円を東日本大震災による震災孤児等支援のための『東日本大震災みやぎこども育英募金』に寄付いたしました。ご協力、ありがとうございました。
- 2018年3月13日振込み
- 20118年4月17日公開
橋本様はご執筆のお仕事があるとのことでこれでお別れです。
当協会の設立前からご協力をいただき、橋本様にご登壇を心待ちにしていた代表の願いが叶いました。
ご多用の中、貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまで、初のブースも大盛況となりました。
ご出展下さいました企業様、誠にありがとうございました。
『備え』は、災害食品やライトだけではなく、トイレの準備も必須です。そしてなによりも、身を守るための耐震対策は後回しには出来ません。
協会が求める『3つのトライアングル』が融合できましたことを心より感謝申し上げます。
●【3部】備蓄収納
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会代表理事 長柴美恵による『 自宅避難に備える~やっておくべき5つのコト~』
災害後でも生活は続きます。生きて生活していきたいと誰もが願います。しかし、備蓄をされていないお住まいは半数以上にも上ります。
長柴のアンケート調査によると、備蓄をしていないのに災害が起きたら「家にあるもので過ごす」「情報を集める」「じっとしている」などの答えが多く、現実が知られていない危機を痛感しています。
そもそも「防災備蓄」が活用できるのは建物も人も無事だったとき。そのためには耐震強化、住まいの安全対策が必要であることを橋本氏がお話しされました。備蓄はその後の準備です。代表は、生きて生活を続けるための「5つ」を話しました。
長柴恒例の「手を上げてください」が数回ありました。参加者の状況だけでもわかりますね。ちなみに、1つお伝えすると、災害食を試食されたことがない方が半数ほどいました。「災害食で1日3食過ごせる」方が10名ほど。「1週間毎日毎食食べられる人」はゼロでした。災害食を3食×7日分用意しても食べられないことは伝わったと思います。
3名様がご質問を下さいました。
お風呂の汲み水をするかしないかの件で、長柴がバスタブに水を溜めておく理由の質問も出ました。
このとき応えが不足だったことに長柴は気付き、改めてメルマガの【SBSマガジン第6号】で応えます。
●榎本陽子マスターのMCで閉演です。
皆さま、一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会初のイベント、【SBSセミナー】にお越し下さり誠にありがとうございました。スタッフ一応、心より御礼申し上げます。
防災知識と備蓄収納のつながりはご理解いただけたことと存じます。
災害はいつ来るかわかりませんが、一気にやることだけを考えたら何も出来ません。何も無いよりは、1つずつでいい。出来ることからはじめられてください。
一人一人が対策を行うことで減災につながります。「自分だけは大丈夫!」ということはもうありません。皆さまとともに『防災備蓄が当り前の日本!』を目指していきたいと願っております。
1日の長丁場となりましたが、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
またお会い出来ます日を楽しみにお待ち申し上げます。
4月21日は札幌で【SBSセミナーin北海道】を開催いたします。こちらもぜひ遊びにいらしてください。
●懇親会「炉ばた情緒かっこ」にて
懇親会では建築士の武田様を囲み、和気あいあいと密な話しに盛り上がっていました。滅多に夜家を空けることがないという方まで、話しの濃厚さに「来て良かった!」と楽しまれていました。本当にあっという間の1日でした。皆さまとご一緒に飲めた時間が大切に思えます。最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございました。
●番外編(準備中)
世界最小の3点セット非常用携帯トイレ
合同会社キューエフジェイ様
はじめの準備は箱を空けるだけ(?)でしたが、ブース時間はお試しを何度も行い大にぎわいでした。
災害グッズあれこれ
和気産業株式会社様
お一人で大阪本社からお越しになり、東京支社の営業車で荷物をお持ちになりました。
組立て中の棚はDIY商材として販売されている商品です。展示の際も便利ですね。
特許登録!耐震対応収納家具
トイウォールプロジェクト様
名古屋からお車でお越しくださいました。コンパクトにお持ちになり、会場での素早い組立には驚きました。
●番外編(準備中)
雨が心配されましたが、この通りの晴天。お天気に恵まれ安心いたしました。
開場直前、代表から集合がかかり、気持ちの引き締めの喝ッのつもりが、代表からの差し入れもあり、みんなとっても素敵な笑顔です。
荷物を広げて各自の担当確認。
業務の確認か?個人的相談か?
会場外でお客様をお待ち中。記入漏れがないかを確認しています。
開演後は会場内で受付け。
橋本氏の講演はスタッフも聞いて欲しいし、聞きたいし。
パソコンと会場のプリジェクターが相性悪く、みんなで焦りまくりです。
『防災備蓄収納自慢』を来場者の皆さまが見やすいように展示中。昼食の持込みも可能なため、ランチ用の席も準備OKです!
受付け担当とカメラマン担当の堀中マスター。カメラマンは撮るばかりで・・。
貴重な1枚をいただきました。
控室にはお菓子の山。いつものことです。みんな、これが楽しみなのです。
早退したマスター2名が写っていませんが、計10名のスタッフで進行させていただきました。
5か月前から準備に入り、初めてのことで戸惑いながらも、少しでもクリアすべく、スタッフだけで何度も打合せをしてくれました。当日はドキドキしながらお客様の対応に努め、ハプニングも色々あり、反省点はいっぱいありますが、マスターがいなかれば迎えることが出来なかったこの日。イベント経験もなく、初めての業務に対して全力で努めていたその姿にこっそりと拍手を贈りました。
不手際な点が多々ありましたことは長柴が代表してお詫び申し上げます。
親バカではございますが、これからもマスターの成長を見守って下さいましたら幸いです。
代表理事 長柴美恵