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防災備蓄の必要性

災害時を想定したことはありますか?ご家庭に防災備蓄の準備をしていますか?
あなたの地域はどれくらいの備蓄があるかご存知ですか?

 

「万が一のとき」は国や地域がどうにかしてくれるだろうという思いの方が多いと思います。しかし、全員が数日しのげるほどの備蓄はない、というのが現実です。これは予算や保管場所を考えれば理解出来ることであり、用意していない自治体が問題なのではありません。また災害時、自治体は奮闘してくれますが、それでも出来ることには限度があり、現実は決して甘いものではないのです。

 

東日本大震災では、被災地に物資が届くまで7日以上かかったところもあり、届いても物資の不足問題が多発しました。問題はそれだけではありません。なによりも、集団で寝ることのストレスは精神的に厳しいダメージを与えます。また、トイレの悪臭などの衛生面も恐怖になります。

 

このような状況から「自宅が無事であれば自宅で過ごしたほうがよい」と言えますが、各家庭には物資の配給はされません。ライフラインが途絶えた住まいで、数日間過ごすことは非常に困難です。だからこそ、各自の備蓄が必要となります。

 

例えば4人家族が1週間過ごす場合、どれだけの量を蓄えておけばよいのでしょうか。必要な備蓄品は押入れ半間分もの量になります。これだけの量を聞けば「そんな収納スペースなどない!」と思われることでしょう。

 

モノの多い家庭や事業所では、日常の収納スペースを確保することさえ困難なケースもあります。逆に大量の備蓄により、モノが溢れ、足元が危険な状況も珍しくありません。
安心に暮らすために本当に持つべきモノは何でしょうか?
いつどこで起こるかわからない災害に不安はあっても、その対策がわからない方が多いことでしょう。おそらく、防災備蓄リストに並ぶ品数はご想像以上にあります。しかし、正しい知識があれば準備と管理は決して難しくありません。

 

家族を守るために。社員を守るために。命を守るために。

 

人は災害をイメージしたときに恐怖感や喪失感を感じ、災害そのものから目を背けたくなり、防災備蓄の準備を後回しにしがちです。しかし、本当に怖いことは、備えていなかったことで心がパニックを起こすことです。「必要なモノ」「それらの量」「取り出しやすい収納」「維持管理」の仕組みがわかれば、防災備蓄の準備を妨げる大きな問題を解決することが出来ます。そしてそれは、不安から安心へと変わります。災害時を想定し、しっかりと向き合い、一人一人がモノも心も備えることで、「物資の不足」を減らし、避難所の混乱も減少し、減災につながります。そして結果、国民の大きな利益となります。

いまから はじめませんか?