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2018-08-21

災害から身を守る5つの順番

弊協会のアンケートでは、災害が起きた場合、「避難所へ行く」「家でじっとする」などの答えが多いのですが、その前に知っていただきたい『災害から身を守る5つの順番』があります。

平常の今に、1つずつ点検されていくことをおすすめします。

1)建物の診断を受ける

第一優先に守るべき者は命です。地震の場合、命を守るためには建物が無事であることが大前提です。

建物に不安がある、また、1981年前に建てられた建物は自治体に相談して診断を受けましょう。

無料で診断が受けられる自治体も増えていますので先ずは相談することをおすすめします。

また、耐震補強工事が必要な際は補助金が出来る自治体もあります。こちらも合わせて確認しておきましょう。

2)家具の固定・落下物、床置きを無くす

家具の転倒、ガラスの飛散、落下物、避難経路の遮断・・。屋内にも危険がたくさんあります。

「第一優先は命を守ること」です。これらの障害物によって避難が遅れてしまうこともあります。

住居内の安全の確保も忘れずに、「家具の上のモノを置かない」「床置きをいない」など、家族でルールで決めておきましょう。飾り、照明などの落下防止や、家電、電気コードなどの足元点検も必要です。

3)初期消火の準備

火災は自宅のみならず、消化が間に合わなければ近隣に広がります。少しでも小さな火のうちに消化できるよう、消火器の用意、消火栓の確認をしておきましょう。

最近は女性でも使用しやすいコンパクトサイズの消火器もありますが、イザという時にいきなり使用できるものではありませんので、日頃から防火訓練などに参加して消化体験をしておくことも大切です。しかし、一人で無理すことは危険です。火が広がり始める前に避難が優先です。

4)救出の準備

万が一、生き埋めになった家族や隣人を救出する場合は、バール、のこぎり、ジャッキなどの機材や、担架、包帯等が必要です。近隣住民と話し合っておきましょう。

5)1週間分の生活の備え

十日分の水、食糧、非常用トイレ、常用している薬、補聴器、眼鏡など、できれば一週間分以上は用意しておきましょう。
大規模災害を無事に乗り越え、その上でライフラインや物流が停止しても、一週間程度は自力で生活できることをイメージし、防災備蓄を準備します。災害後、命をつなぐ大切なモノです。

津波、風水害、噴火などは上記に限りません。とにかく、安全な場所へ避難することが第一優先です! どんな災害であれ、命を守ることが一番だということを決して忘れないでください。

 

それを踏まえて、一人一人がはじめる。

一人では小さなことですが、みんなでやれば大きな力になり、減災につながります。

減災になることは国民の大きな利益に繋がります。

 

代表 長柴美恵

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