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2022-04-26

マッチやライターは何に使うのか?!オール電化ライフからの見落としに注意

現在の生活背景からライターやマッチを見る機会がめっきり減りました。

コンロや石油ストーブにマッチで火を付けることや、喫煙者も多かった頃は客席にマッチが置かれていることも当たり前でした。それはもう、懐かしい昭和の時代の話ですね。令和の時代ではマッチすら見たことがない人も多いかも知れません。

しかし、便利になったからこそ見落としがちなことがたくさんあります。電源の元がなかったら、なくてはならないのが『火の元』です。命をつなぐために重要なものです。

●災害用になぜライターを用意するのですか?

この質問をされたとき、正直驚きました。逆に「火はどうするのですか?」と聞くと、「ボタンを押せば付きますから」と言われました。確かに”平常時”ならね!

災害時は平常ではなく、停電になれば「ワンタッチで付く」ことが出来なくなります。ガスコンロの着火が電気式であれば付きません。カセットコンロは電池式なので電池が切れたら火は付きません。その場合はライターやマッチを使って直接火を付けます。野外であればなおさらです。私は帰宅困難時の火の確保として、ライター1個をいつも持ち歩いています。

普段は『火』に困りませんが、ライフラインが止まるほどの大きな被害を想定すれば「炎の元」の重要さが想像できると思います。

「チャッカマン」はライターと同じです。持ち手の安全性も高く、使い勝手がいいですね。住まいにも職場にも必ず用意しておきましょう。

●キャンドルの『火』は二次災害の危険性も

明かりに「キャンドル」を用意する方もいます。キャンドルを用意するなら当然『火の元』が必要です。平常時の習慣というものは恐ろしいもので、当たり前のことが当たり前でなくなることがわからないものです。

 

ただし、キャンドルは、余震の可能性から火災の危険性もあります。二次災害を危惧しますので、私はあまりおすすめしません。『火』を使わないタイプのランタンなどを用意しておきましょう。「キャンドル」は明かりの最終手段という認識で用意されておくとよいと思います。

*使用時は十分にご注意ください。

うわさ話が事実かどうかというときに「火のない所に煙は立たぬ」と言ったものですが、本物の煙もまさにそうです。

アウトドアで料理の準備が万全になったのに肝心な『火の元』がなかった!という経験をした方もいるのではないでしょうか?今はコンビニエンスストアもありますので簡単に手に入りますが、大きな災害があればスーパーも閉まる可能があります。

 

便利になり過ぎたが故の見落としに注意してご用意ください。

代表 長柴美恵

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