SDGs宣言
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会は防災備蓄を実現化させるべく教育を行っておりますが、食品ロスになっている「災害食品」の廃棄ゼロも目指しています。SDGs(持続可能な開発目標)を出来ることから取り組んで参りますことを宣言いたします。
●SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは?
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
●代表メッセージ
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会
代表理事 長柴 美恵
備蓄食品の廃棄が多いことは知っていましたが、講座やコンサルティング業務を通じて、一般家庭や事業所、および、行政でも災害食品を廃棄していることを知り、非常に残念でなりません。個人で購入する家庭ではロスを減らす努力が増えてきています。しかし、事業所や行政のように防災備蓄の量が多いところは業者任せになり、業者は「廃棄」で処理しています。実際には「廃棄をしてはいけないという発想がなかった」というお声を聞いてきました。
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会では、減災のために防災備蓄の必要性を伝え続けてきていますが、「廃棄をしない」ことも伝えてきています。しかし、それだけでは発信が行き届かないもどかしさを感じておりました。
そんな中、SDGsの取組みが少し理解し始めたとき、私たちのやるべきことはSDGsの目標にいくつか当てはまることに気が付きましたので、一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会は、「社会課題を自分ごと」として考えることからスタートし、2030年のゴールを目標に2021年から積極的に活動を始めて参ります。また、その報告も発信していきます。
2021年3月31日
●チームメンバー紹介
2021年6月3日現在
●協会が目指すゴール
*目標は活動とともに随時見直していきます
2.飢餓をゼロに
防災備蓄収納プランナー協会では、2016年の第1回めの講座から「災害食品を廃棄しない」ことと併せて、海外国内問わず「寄附」することも呼びかけてきました。SOFI2021報告書によれば世界で飢えに苦しむ人の数は2020年は8億1100万人と推定。備えの災害食品で救える命があることをしっかり伝えて参ります。
4.質の高い教育をみんなに
防災備蓄収納プランナー協会では、理念である「防災備蓄が当たり前の日本を目指す」ことから、防災備蓄の実現化を100%にするために、行政、団体、事業所、個人を通して、はじめてでもわかりやすい質の高い教育提供を続けて参ります。
5.ジェンダー平等を実現しよう
「防災備蓄収納」から言えば、男性はハード面、女性はソフト面に興味を持つ傾向が多いように見受けます。しかし、災害の混乱と被害を減少させるべく、それぞれの立場と得意分野を尊重し、役割を果たすことが大切であると考えます。一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会は、性別に関わらず統一した教育を行い、行政、団体、事業所での防災備蓄女性リーダーの誕生を増やして参ります。
8.働きがいも経済成長も
4.5.から、社会的責任を持ち、働きがいとやりがいから志の高い起業家を排出します。そこから生産的な活動を行い、経済成長に繋げて参ります。
11.住み続けられるまちづくりを
防災、災害対策が施され、安心して住み続けられるまちづくりを、行政や地域の方と一緒に考えていく体制を構築して参ります。
12.つくる責任つかう責任
日本国内では、食品由来の廃棄物等が2,550万トン発生と推計。このうちの食品ロスは612万トンと推計されています(東京都環境局より)。国の行政機関の廃棄率は非常に高い(総務省H31年3月28日資料より)。行政の防災備蓄をはじめ、家庭備蓄、事業所備蓄の食品は食べられる品です。賞味期限と共に廃棄する目的ではありません。賞味期限が来るということは大きな災害に見舞われずに過ごせた証であり喜ばしいことのはずです。ゴミ扱いにしてしまうことを非常に残念に思います。
防災備蓄収納プランナー協会では、防災備蓄をすすめていますが、備蓄食品の廃棄ゼロをSDGsの一番の目標に掲げます。
13.気候変動に具体的な対策を
防災教育がすすむ中、防災備蓄の実現化はまだまだすすみません。防災備蓄収納プランナー協会では、防災備蓄の実現化100%からの減災を目指し、地域、団体、事業所、個人の意識改善に努めて参ります。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会は、資格者とパートナーを組んだり、行政や信頼できる企業、団体とのビジネス提携やコラボ企画に繋ぎ、SDGsの目標達成を目指して参ります。
パートナーを機に、持続可能な社会貢献をしたいと思われる企業が増えることを願い、その際はさらに目標を高めていきたいと考えています。
Facebookグループ[災害食品を廃棄させないプロジェクト]で、防災備蓄の普及とともに、SDGs「12」の食品ロスの1つとして『災害食品の廃棄ゼロ』を目指し、私たちチームが実際行っている情報を提供していきます。ぜひご参加ください。●詳細はこちらから