toggle
2020-01-10

防災備蓄収納を資格講座にした理由

資格講座は現在、【防災備蓄収納2級プランナー】【防災備蓄収納1級プランナー】【2級認定講師】【防災備蓄収納マスタープランナー】【分類マップトレーナー】の5講座があります。

「防災備蓄収納」を学ぶためには資格が必要なのでしょうか?

資格講座にした理由とその効果をお話しいたします。

●資格講座にした理由

東北応援チーム(代表 長柴美恵)として5年間に渡り活動を行っている中で、防災備蓄の必要性を感じました。そして、何度となく防災備蓄セミナーを開催してきました。講演のご依頼もいただいてきました。しかし、それだけでは全国に広げられない。また、伝える人を増やすことが出来ないと痛感いたしました。この問題解決に3年間模索した結果、「資格講座」に至りました。

 

なぜ「資格講座」にしたのか?

 

学んだ知識を確実に取得した「証し」が、個人でも公表できるようにするためです。

 

災害時に「必要」とされるリストは各自治体でも発表されています。しかし、防災備蓄を実現化するためには「収納の問題」が大きく関係します。私は整理収納片付けのコンサルタントとして、この現実を目の当たりに見てきましたので、「防災備蓄を収納するための知識」を広げようと努めましたが、ご受講だけでは意識が高まらず、個人の範囲で終わってしまうと感じました。また、自己流でやっている人は防災の正しい知識の不足もあり、方法も各自で異なります。当然他者からの評価も困難です。

 

そこで、災害対策と防災備蓄に関する準備の一連の流れを体系化し、それを共通して学ぶことにより、世に「正しい知識で美しく収納し備える仕組み」が広げられると考えました。

 

農林水産省でも認められた防災備蓄収納の知識を学ぶのですから、その「証し」が個人でも公表でき、他者からも評価いただけるよう「資格講座」を用意いたしました。

●資格取得の意義

防災備蓄収納プランナー協会が発行する資格には5階級があります。受講に要する時間は日単位です。防災備蓄収納の実現化を目的として理論的内容を階級ごとにそれぞれ深く学びます。一般セミナーよりも得る知識は格段に高いです。「資格取得」はその差を証明することができます。

とくに、防災備蓄収納2級プランナー以外は試験があります。試験に合格したということは、受講しただけではなく、知識を自身にしっかりと落とし込んだという「証し」です。

上級知識を得た人がそれぞれ評価いただけるよう、階級別の「認定証」も発行しています。肩書としても表記いただけます。

 

「資格=肩書」

 

例えば、防災備蓄について記事を公開するとき、個人の趣味や得意分野として公開しているのか、何らかの資格を持っている人が書いているのかでは信頼度が異なります。個人の趣味の記事として投稿していた方が「資格名を肩書」として表記したことから仕事のオファーがあり、プロになったという例は珍しくありません。つまり、貴方を知らない第三者が貴方を選ぶには、貴方が取得している「資格」を参考にする例も多いのです。

 

他の資格講座でも、仕事はしないので資格はいらない。受講だけでいいと言われる方がいるようです。「資格」を活かすかどうかはご本人次第ですが、数時間~数十時間をかけて学び、知識を取得した「証明」がないということは、単位を落とすことなく大学を卒業したのに「卒業証書」がないことと同じだと考えます。

 

「資格取得=仕事が出来る」という解釈ではなく、生活にも仕事にも活かすにふさわしい価値として、個人でも「資格取得の証し」を自信をもって公表いただきたいと思います。

●資格取得の効果

防災備蓄収納プランナー®の講座をご受講する理由として下記が多くあげられます。

  1. 防災備蓄収納がわからずしっかりと学びたかった。
  2. 友だちが受講して防災と備蓄に詳しくなったから自分も受講したくなった。
  3. 現業務のプラスαとして知識を得たかった。

 

資格を取得した効果としては下記が寄せられています。

  1. 活動の場が広がった。
  2. 名刺交換で資格に興味をもたれて仕事につながった。
  3. 地域の防災委員として頼られるようになった

 

また、「伝える人が増えている」「全国に広がっている」という結果になり、「資格講座」にした成果が確実に表れています。これは、同じ知識と使命を持つ資格者の活動があってこそ出来ていることです。

 

『減災を目指し、防災備蓄が当り前の日本にする』ことも夢ではない!

 

1級テキストでご執筆をいただいております『防災士』という防災専門の資格があります。防災備蓄収納プランナー®の講座をご受講された方が『防災士』を取得される方もいます。また、その逆に『防災士』の方も防災備蓄収納プランナー®の講座をご受講されています。ともに減災を目指していけることもそれぞれの「資格取得の効果」の表れです。

 

そしてなによりも、一人一人の意識と知識を向上させ、二次災害を極力防ぐことが、国民の徳につながる最大の効果です。

私も10個以上の資格を持っています。資格マニアではなく、必要に応じて受講、受験し、その「証明」をもらっています。もちろん大切なことは、その後も知識を覚えているか、学んだ以上に伸ばしているかどうかだと思います。

 

テストが終わったら全てを忘れるタイプの私でしたが、大人になってから学ぶ知識は得るものが大きいと感じています。「やらされる」ではなく、自分の「やりたい」意思が強いからでしょうね。せっかく得た資格でも忘れかけた知識がありますので復習もしてきました。

 

そして、いま、「証し」が活かせています。

 

代表 長柴美恵

関連記事