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2024-10-07

2024年9月29日【防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ2024】報告

2024年9月29日(日)10:00~13:00、zoomウェビナーを使用したオンラインで、実際の自宅の防災備蓄収納を発表する【防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ2024】を開催いたしました。5名の生のプレゼンテーション、グランプリ発表、各賞の賞品、審査員からの講評、東北被災地の元職員による特別講演、協賛企業様の生出演、プレゼントクイズと当選者発表など盛りだくさんになった3時間イベントとアンケート結果を報告いたします。

●申込み・参加人数

■ 申込み人数:127名

■ 目視確認参加人数:70名前後

■ 投票人数:62名(結果発表より)

■ プレゼント回答人数:33名(プレゼントクイズ当選者より)

■ アンケート回答人数:32名(アンケート結果より)

●総合司会者と審査員紹介

3時間、総合司会を務めてくださったプレゼンジャパン代表の梶田香織氏(No.1のための声戦略トレーナー)。プロのナレーターであり、プレゼン指導もされている梶田さんには「台本」も不要で、打合せだけで安心して司会をお任せできます。当日のトラブルにも慌てずに対応してくださいました。(https://presenjapan.jp/

●防災備蓄収納自慢プレゼンテーション(発表順)

①エントリーNO_006

②後北静華

③防災備蓄収納1級プランナー/防災備蓄収納2級プランナー

④兵庫県

①エントリーNO_003

②若林暁美

③防災備蓄収納1級プランナー/防災備蓄収納2級プランナー

④奈良県

①エントリーNO_002

②熊田明美

③防災備蓄収納マスタープランナー

④千葉県

①エントリーNO_007

②清水麗子

③防災備蓄収納1級プランナー

④大阪府

①エントリーNO_001

②三原麻弓

③防災備蓄収納マスタープランナー

④兵庫県

ファイナリスト全員のプレゼンテーション終了後、すぐに投票開始です。審査員はじめ、ご参加者もこの時間内に投票していただきました。

それぞれの作品は画像だけでは伝えきれないことがあります。環境やライフスタイル、災害を考えた防災備蓄収納は各家庭で異なることは当然です。各々のこだわり、そこに至った理由など、直接聞いてみないとわからないことをご本人から発表されました。家庭の【防災備蓄収納】の参考になったことと思います。これを機に、防災備蓄収納の1歩になった方もいたのではないでしょうか。

●特別講演

【東日本大震災を経験した元自治体職員がいま、感じること】

被災者、被災地自治体職員、消防士の一人一人の経験や想いは違います。森田氏は生まれ育った地元のため、住民との付き合いが深く、広報担当者だったからこそ写真を撮り続けることをやめず、カメラから観ていた光景がありました。その森田氏の講演は、これまでに見聞きしてきた講演とはまた別の「教え」をいただきました。「田舎でさえこうなのだから、都心部の被害はもっと大きいはず」と森田氏は心配されています。自治体に頼るだけではなく、私たち一人一人が災害に備えて「準備をする」意味を改めて強く感じたお話でした。経験者の話を「聴く」だけで終わらず、自分ごととして準備されることを願うばかりです。

講師:森田安彦氏

元岩手県普代村総務課政策推進室長 

【防災・減災活動】
平成16年から同26年までの10年間、村の広報担当を務め、「広報ふだい」の編集を担当し、過去の教訓を生かすべく、防災特集記事を書くなどして、防災・減災啓発活動に努めた。特に東日本大震災の際には、3月中に被害状況などを特集した広報紙を発行し、情報の共有に努めた。震災後は、3.11写真展の開催や震災学習の受け入れ、津波伝承絵本「普代村を守った奇跡の水門」発行、「青の国からふだいラジオ」で防災情報を発信(エフエム岩手)した。チーム防災ジャパンのリレー寄稿に執筆。https://bosaijapan.jp/people/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%AE%89%E5%BD%A6/

退職後の現在も防災活動と事業所や自治体において防災教育を行っている。


●2021年03月 津波伝承絵本「普代村を守った奇跡の水門」発行、「青の国からふだいラジオ」で防災情報を発信(エフエム岩手)

https://vill.fudai.iwate.jp/lifescene/ehon.html

● 津波伝承絵本「普代村を守った奇跡の水門」読み聞かせ動画

https://youtu.be/t4YZS5LG7YY

●津波伝承絵本「普代村を守った奇跡の水門」読売テレビニュース

https://youtu.be/xD7qhZ5UGjc

●協賛企業様商品プレゼン

株式会社アングル様では、「丁寧なモノづくり」を行っております。使用する方に喜んで頂くために企画デザインに時間をかけ、適したマテリアルを厳選していらっしゃいます。これらのノウハウを培って20年。素材にとらわれない幅広い商品を製作してきた結果、厳選したマテリアルをセレクトする目と中国生産工場の強力な「ものづくりネットワーク」を構築されてきました。株式会社アングル様は、コストパフォーマンス、スケジュール管理、品質管理 すべてにおいて高いパフォーマンスを実現されてきました。本日は、災害時にも役に立つ[おうちキャンプ炊飯セット]を5分間のビデオライブでご紹介をしてくださいます。またとないこの機会に、ぜひ、この優れた商品をご覧ください。(参照 https://an-gle.localinfo.jp/

●防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ結果発表

結果には賛否両論だと思いますが、この【防災備蓄収納自慢】は”自慢”です。試験ではありません。【防災備蓄収納】は2つと同じ事例はありません。それが事実です。そのためいろんな意見があるだろうし、出て良いと思います。大切なことは「わが家はどうか?」ということでしょう。

このイベントの目的は『防災備蓄の1歩になることを期待するとともに、【防災備蓄収納】を実現されている方を称えること』です。ファイナリストの実際の【防災備蓄収納自慢】が、視聴者の心にどう響き、どのように伝わったのか、そこから「防災備蓄の準備」をはじめるきっかけになれば、ファイナリストも勇気をもって発表した甲斐があります。そのような効果を期待していますので、理論から評価されても、お友だち応援で評価されても、人に影響を与えた結果として、どちらも大切な評価だと考えています。

●審査員講評

審査委員長

長柴美恵(一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会 代表理事)

増田紀彦(一般社団法人起業支援ネットワーク NICe  代表理事)

鈴木加代子(和気産業株式会社 取締役)

関 励介(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 事務局長)

審査員の皆さまには、各社それぞれが防災に関わる業務目線で講評をいただきました。ファイナリスト全員が高い評価をいただけましたことは協会としましても非常に嬉しく、我ごとのように嬉しくなりました。

外部から審査員をお願いしました理由は、防災備蓄収納プランナー協会内の世界だけでは発想が凝り固まってしまうと考えるからです。災害に負けないためには職業も地位も地域も関係なく、幅広い視野が必要です。そのためには外部からの視点と評価が必要と考え、この度お願いした次第です。やはり、協会内だけでは語られることはないであろう貴重なご講評を伺うことができました。

●プレゼントクイズ当選者

クイズの正解は【防災クロック】でした!

正解者は5名!

正解者5名のうち、回答された順番が「2番目」と「4番目」の方がご当選となりました!おめでとうございました♪♪ すでにプレゼントはお届け済みです(10/5現在)

ご当選者から早速嬉しいメールが届きました!

先日の【防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ2024】にてクイズ正解し、本日、プレゼントの防災クロックラジオが到着いたしました。学びの多い、素晴らしいイベントに参加させていただいたうえ、このような品をいただけて、本当にありがたいです。どうもありがとうございます。大切に使わせていただきます。微力ではありますが、宣伝もさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2番目に回答が多かった【シークレットボックス】は素材・カタチ・色が違いました

●閉会あいさつ(増田紀彦氏)

増田紀彦氏(一般社団法人起業支援ネットワーク NICe  代表理事)に初のオンラインイベント【BJ-1グランプリ2024】を閉めていただきました。

 

協会内部だけでは「教わった通りどこまでできているのか?」という判断になってしまい、本来の目的を見失ってしまうかも知れません。被災して事業を失い、生きる気力さえ失ってしまった経営者方をサポートされ続けてきた増田氏からいただけたお言葉は、ファイナリスト、そして協会にも大きな励みになりました。まだどこもやっていない【防災備蓄収納自慢(オンライン)】を思い切ってやって良かったと安堵しました。

 

防災備蓄収納を広めていくことはとても地道な活動ですが、森田氏のお話でもあったように、一人でも多くの方に「準備」を伝える努力を重ねて参ります。

●終了後のアンケート

アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。いただきましたご回答は今後の活動の参考にさせていただきます。

●協力企業・団体様

ファイナリストの皆さま、応募からはじまった3か月間、大変お疲れ様でした。

関係各位の皆さま、ご協力ありがとうございました。

本イベントに関わってくださいました全ての皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

写真1枚だけではわからない各々の考え方や施策に至った流れは、やはりご本人から話を聞かないとわからないものです。代表としてあえて辛口の感想を述べましたが、3名の審査員の方から講評がありました通り、それぞれから学ぶべきことが非常に多くありました。

家族も住む地域もそれぞれ。考えもそれぞれ。だから【防災備蓄収納】もそれぞれ異なることは当然です。5名のファイナリストの「わが家を考えた防災備蓄収納」は全て本当に素晴らしいものでした。皆さまには益々のご活躍をお祈り申し上げます。

代表理事 長柴美恵

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