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2025-10-07

2025年9月23日【防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ2025】報告

2025年9月23日(火祝)10:00~13:00、昨年続き、zoomウェビナーを使用したオンラインで、実際の自宅の防災備蓄収納を発表する【防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ2025】を開催いたしました。5名の生のプレゼンテーション、グランプリ発表、各賞の賞品、審査員からの講評、物流事業の特別講演、プレゼントクイズと当選者発表など盛りだくさんになった3時間イベントとアンケート結果を報告いたします。

●申込み・参加人数

■ 申込み人数:61名

■ 投票人数:43名(審査委員含む)

■ プレゼント回答人数:25名

■ アンケート回答人数:25名(アンケート結果より)

●協賛企業

リズム株式会社

[LANTERNCLOCK(ランタンクロック)]

森永 inゼリーエネルギー ロングライフ 180g トロピカルフルーツ味×6個入相日防災株式会社防災備蓄収納自慢

相日防災株式会社

[森永 inゼリーエネルギー ロングライフ 180g トロピカルフルーツ味×6袋入]

●防災備蓄収納自慢プレゼンテーション(発表順)

①エントリーNO_009

②寺尾華菜子

③防災備蓄収納1級プランナー&防災備蓄収納2級プランナー

④香川県

①エントリーNO_008

②村田直子

③防災備蓄収納1級プランナー&防災備蓄収納2級プランナー

④滋賀県

①エントリーNO_003

②呉田清美

③防災備蓄収納1級プランナー&防災備蓄収納2級プランナー

④神奈川県

①エントリーNO_011

②石黒里奈

③防災備蓄収納マスタープランナー

④北海道

①エントリーNO_001

②垣内朋子

③防災備蓄収納1級プランナー&防災備蓄収納2級プランナー

④神奈川県

ファイナリスト全員のプレゼンテーション終了後、すぐに投票開始です。審査員はじめ、ご参加者もこの時間内に投票していただきました。

それぞれの作品は画像だけでは伝えきれないことがあります。環境やライフスタイル、災害を考えた防災備蓄収納は各家庭で異なることは当然です。各々のこだわり、そこに至った理由など、直接聞いてみないとわからないことをご本人から発表されました。家庭の【防災備蓄収納】の参考になったことと思います。これを機に、防災備蓄収納の1歩になった方もいたのではないでしょうか。

●特別講演

大震災は防災意識をどう変えた?
【和気産業の物流視点で語る30年間の防災変遷】

災害後、物資は必ず不足します。物資が入らないことに不安な感情が爆発します。物資を届けるお立場の企業はいち早く出荷することに努められますが、自社が被災することもあります。通行許可の手続きにも時間を要します。混乱した中で物資を届ける使命から試行錯誤された物流企業の裏側のお話を伺うことができました。また、和気産業様はDIY商社のパイオニアでいらっしゃいます。この30年で起きた大災害から防災の変化を追及され、防災とDIY・収納の関係においても追及されておられます。

行政や企業に頼るだけではなく、個人も物流の事情を理解することで物資不足のストレスが緩和できると思いますし、だからこそ「事前に備える大切さ」に気付いていただけたことと思います。鈴木様、貴重なお話をありがとうございました。

講師:鈴木加代子氏

和気産業株式会社取締役/メディアプロモーション室室長

【防災・減災活動】和気産業株式会社
1922年(大正11年)創業のDIY用品専門商社・和気産業株式会社は、「モノづくりや補修」「防犯」「防災」の分野を柱に、暮らしを支える商品を広く取り扱っています。
DIYは“DO IT YOURSELF=自分でやる”という言葉のとおり、自分の身の回りを自分で整えることを基本にしています。その考え方は、日常の備えとしての「防災」にもつながります。
阪神・淡路大震災を契機に防災用品の取り扱いを強化し、その後も東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など、各地の震災で対応。その中で「どのような商品が必要とされるのか」「どうすれば迅速かつ確実に届けられるのか」という課題に、いまもなお、取り組み続けています。

●和気産業株式会社

https://www.waki-diy.co.jp/

●防災備蓄収納自慢BJ-1グランプリ結果発表

結果には賛否両論だと思いますが、この【防災備蓄収納自慢】は”自慢”です。【防災備蓄収納】は2つと同じ事例はありません。だからこそおもしろいし、考える機会をいただけます。いろんな意見があると思いますが、大切なことは「わが家はどうか?」ということです。

このイベントの目的は『防災備蓄の1歩になることを期待するとともに、【防災備蓄収納】を実現されている方を称えること』です。ファイナリストの実際の【防災備蓄収納自慢】が、視聴者の心にどのように響いたのか、そこから「防災備蓄の準備」をはじめるきっかけになれば、ファイナリストも勇気をもって発表した甲斐があります。

予選会、ファイナルステージで応援くださいました皆さま、最後までありがとうございました。

●審査員講評

審査委員長

長柴美恵(一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会 代表理事)

増田紀彦(一般社団法人起業支援ネットワーク NICe  代表理事)

鈴木加代子(和気産業株式会社 取締役)

関 励介(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 事務局長)

審査員の皆さまには、各社それぞれが防災に関わる業務目線で講評をいただきました。ファイナリスト全員が高い評価をいただけましたことは協会としましても、我ごとのように大変嬉しく思います。

外部から審査員をお願いしました理由は、防災備蓄収納プランナー協会内の世界だけでは発想が凝り固まってしまうと考えるからです。災害に負けないためには職業も地位も地域も関係なく、幅広い視野が必要です。そのためには外部からの視点と評価が必要と考えております。今年も、協会内だけでは語られることはないであろう貴重なご講評を伺うことができました。

 

また審査員の皆さまからこの【BJ-1グランプリ】を『大切なことを楽しく学べる場』として大変高く評価くださっています。ファイナリストの実際の防災備蓄収納の事例と本人からの解説が非常に勉強になる。と今年も大変嬉しいご感想をいただきました。

●プレゼントクイズ当選者

クイズの正解は【B】でした!全員正解という結果に爆笑でした!(笑)

●閉会あいさつ(増田紀彦氏)

増田紀彦氏(一般社団法人起業支援ネットワーク NICe  代表理事)に【BJ-1グランプリ2025】を閉めていただきましたが、ごあいさつの前に、増田氏は数々の被災地へ出向き、被災地を支援され、事業所や暮らしを再建されていく現場に何度も立ち会っておられますので『福島原発周辺地域の現状と教訓』をお話していただきました。

私も何度も福島へ行っています。福島の方とたくさんのご縁もいただいております。不評被害に苦しまされた福島の人々ですが、それに負けずにさらに素晴らしい商品の開発や安全な農作物や海産物を販売されています。前を向いて生きていく姿勢に私も何度も心を打たれてきました。

福島県も含め、大災害に遭われた地域の皆さまを応援し続けたいと思います。

●総合司会

3時間、総合司会を務めてくださったプレゼンジャパン代表の梶田香織氏(No.1のための声戦略トレーナー)。プロのナレーターであり、プレゼン指導もされている梶田さんには「台本」も不要で、打合せだけで安心して司会をお任せできます。今年も何度となくトラブルが発生しましたが、慌てずに対応してくださいました。感謝しております。(https://presenjapan.jp/

●終了後のアンケート

アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。いただきましたご回答は今後の活動の参考にさせていただきます。

●協力企業・団体様

ファイナリストの皆さま、応募からはじまった3か月間、大変お疲れ様でした。

関係各位の皆さま、ご協力ありがとうございました。

本イベントに関わってくださいました全ての皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

写真1枚だけではわからない各々の考え方や施策に至った流れはご本人から話を聞かないとわからないものです。代表としてあえて辛口の感想を述べますが、どなたもそれぞれの理由や目的に合わせて工夫されている点は、他の3名の審査員の方から講評がありました通り、それぞれから学ぶべきことが非常に多くありました。家族も住む地域も考え方もそれぞれ。だから【防災備蓄収納】もそれぞれ異なることは当然です。

5名のファイナリストの「わが家を考えた防災備蓄収納」は全て本当に素晴らしいものでした。皆さまの努力は「だれかの1歩」になっています。皆さまの益々のご活躍を期待しております。本当にお疲れ様でした。

 

まだどこもやっていない【防災備蓄収納自慢(オンライン)】、今年もやって良かったと本当に思いました。

ご自宅のためにご視聴されるだけではなく、家を造る企業やリフォーム会社、商品販売店、防災備蓄の相談窓口、コンサルティング業務など、ビジネスにおいてのヒントも沢山溢れていました。個人の努力だけでは防災備蓄は普及できません。サポート側にあたる企業の力は必要不可欠です。実際の防災備蓄収納を参考にしていただきながら、防災備蓄が普及する仕組みを開発していただけますことを期待いたします。

 

『防災備蓄が当たり前の日本に』なるにはまだまだ時間がかかることでしょう。ここから一人一人の「準備」が広がることを信じ、一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会はこれからも努力を重ねて参ります。

来年2026年は協会設立からちょうど10周年を迎えます。記念すべき年ですので特別企画も考えたいと思います。もっと多くの方が防災備蓄の収納を自慢くださることを楽しみにお待ちしております。次回もぜひ遊びにいらしてください。

代表理事 長柴美恵

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