2019-12-29 車にも『防災備蓄』を忘れずに 年末年始とお出かけの方が多いことでしょう。お車でも電車でも『防災備蓄』はお忘れなくご用意ください。お出かけ先の地域によってはさらに、寒さ対策、雪対策が必要です。「もし車で一晩過ごすことになったら?」と考えると「あったらいいモノ」がわかりやすいですね。 ●車に載せておきたいモノ 車での移動中にも何があるかわかりません。ご家族一緒という心強さはありますが、ご家族で車中泊、もしくは車を置いて避難ということもあります。車にも最低限用意しましょう。たとえば、毛布、古タオル、水、空腹をしのぐ食べ物、テッシュ、ウエットティッシュ、車用携帯充電器、懐中電灯、そして排泄用のトイレ凝固剤です。トイレ凝固剤は渋滞に巻き込まれたときにも助かります。匂いが心配でしたら消臭用ゴム袋も一緒に用意しましょう。 電車での移動でしたら小さなトイレ凝固剤がおすすめです。私もいつも5つ持ち歩いていて、出張時はさらに10個持参しています。他に、大きめのストール、水、せんべい、チョコレート、飴、ドライフルーツなどのプチ菓子。着替えをタオルで包み、タオルの予備にしています。荷物の多い電車移動は大変であると理解しますが、お子さまの分もお忘れなくご用意されてください。*こちらの商品は弊協会でも販売しています もし車内に余裕があるならば、全員の非常用持出し袋を載せてしまうのも1つの方法です。 ●出先でも「避難場所」と「避難所」の確認 お出かけの際も必ず行き先の「避難場所」と「避難所」をご確認ください。「正月からそんなことを考えたくもない」と思いたいのは私も同じです。しかし、災害はいつだろうがお構いなしにやって来ます。出先でも助かるために備える習慣を身につけてください。 ちなみにこのマークは「避難場所」です。命を守るために、一時的に避難する場所で、「広域避難所」「緊急避難場所」と言われるところです。しかし、「避難場所」だけで地域や災害によって言い方が異なります。「指定緊急避難場所」や「水害時避難ビル」というものもあります。必ず、お住まい、職場のお近くの「避難場所」と「避難所」の看板と場所をご確認ください。 防災備蓄は「使わないことが幸せ」です。自動車保険と同じです。考えたくもありませんが、万が一のときは何かしら用意していたことに救われます。すでにお出かけの方もいらっしゃると思いますが、お帰りの際、またこれからお出かけの方は、少しでもご用意をお願いいたします。 皆さまにとりまして健やかな2020年になりますことを心より願っております。 代表 長柴美恵 関連記事 コープみらい様本部でフードドライブ活動についてお聞きしてきました パニックが被害を大きくする!冷静になれる5つのポイント 不要物と命、どちらを優先にしますか? 82歳高齢女性の非常用持出し袋 被災地への支援につきまして 『備蓄食品』は「災害用」にこだわらない 防災備蓄収納を資格講座にした理由