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2021-05-07

埼玉県子ども食堂ネットワーク様へお伺いしました

12.つくる責任つかう責任

災害食品の廃棄ゼロを目指す

2021年5月6日(木)【埼玉県子ども食堂ネットワーク様】へお邪魔して、代表の本間香様(さいたま子ども食堂代表)とご面談させていただきました。

本間代表は藍建築工房(株)代表の建築士であり、陶芸家であり、子育てをしてきた母であり。さらに、こちらのカフェも運営されていて多忙を極めながらも「ひとりで食事をする子どもをなくしたい」との思いから2016年に子ども食堂をはじめられました。

●全国でトップ数

現在埼玉県子ども食堂ネットワーク様の加盟店は140団体。全国でトップ数とのことです。埼玉県内の「子ども食堂」は多いときで260ヶ所あったそうですが、コロナの影響もあり、運営の困難から減ってしまったそうです。

●災害食品は廃棄せず、寄附して活かす

某大手企業、某団体、大学等から災害食品の寄付が集まり、加盟店さんに即座に配布しているそうです。この配分だけでも相当な労力だと思いますが、このように、多くの事業所から寄付が集まる理由は「食品を粗末にせず、しっかりと活かしていただけるから」という厚い信頼があるからこそですね。本間代表はこれまでに並大抵のご苦労ではなかったと思います。しかし、それを感じさせず、子どもたちのためにという強い想いが、ご利用者、地域の方、加盟店の方、事業所の方にも伝わっているのでしょう。わずか30分ほどでしたが、「子ども食堂」に集まる子どもたちへの深い愛情を感じました。

 

今回私が訪問させていただいたのは「災害食を廃棄させない。」「食品を求める方にお渡ししたい。」という気持ちと「子どもたちの役に立てるなら」という想いから実際の状況をお聞きしたかったのですが、もう頭が下がる思いでした。

●子どもの貧困について

『こども応援ネットワーク埼玉』様のサイトにて【貧困の実態】をぜひ一読ください。

 

2020年、新型コロナウイルスの影響よる収入減から「子ども食堂」や「フードパントリー」のご利用者は2~3倍に増えたそうです。このような背景を理解していれば「賞味期限が切れたからゴミ」と安易な発想は出来なくなるはずです。

 

災害食品も「食品」です。求めてくれる方へ届けてあげたいですね。

防災備蓄収納プランナー協会のSDGs「12」の目標である『食品を廃棄させない』ためにご面談をお願いしたのですが、代表からお話しをお聞きし、大人が子どもたちを守ってあげないと!という想いが益々強くなりました。

 

私たちだからこそ、子どもたちが安心して食せる仕組みをしっかりと構築して参ります。

本間代表、ご多用中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

代表理事 長柴美恵

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