2019年6月8日第2回SBSセミナー【春夏秋冬で異なる災害対策と心得】報告
2019年6月8日(土)10:00〜16:30「IKE・Biz(としま産業振興プラザ)」にて、一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会年1回のイベント第2回SBSセミナーにお二人の気象と建築のそれぞれのスペシャリストをお招きしまして【春夏秋冬で異なる災害対策と心得】』を行いました。
心配されていた雨も上がり、夜まで傘不要の一日となりました。
●プログラム
【1部】10:15~11:45 宇野沢達也氏講演《気象災害と防災情報》
【2部】11:45~13:45 見て!触って!備える!
(1)災害グッズあれこれ(和気産業株式会社)
(2)特許登録!耐震対応収納家具(ToyWall事業部)
(3)耐震グッズ(一般社団法人 屋内地震危険度診断士養成協会)
(4)ブレスレット防災グッズ(防災備蓄収納プランナー協会)
(5)手のひら半分サイズの携帯トイレ(防災備蓄収納プランナー協会)
(6)災害食レスキューフーズ(ホリカフーズ)
(7)ローリングストックBOX(アサヒグループ食品株式会社)
(8)防災備蓄収納自慢掲示(一般募集)
(9)6年12年保存食(株式会社 ユニーク総合防災)
【3部】13:45~15:15 武田昌幸氏講演《建築から見た防災》
【4部】15:30~16:15 長柴美恵代表講演《自宅避難に備えるコロモガエ》
●黒澤恵子マスタープランナーによる開演前のご案内。
●三島愛マスタープランナーのMCで開演です。
農林水産省様より『食品ストックガイド』、株式会社 ユニーク総合防災様より『だしがゆ』7種類から1食、それぞれをご参加者様へご提供いただきました。ありがとうございました。
●代表あいさつ
代表が協会設立に至った一番の想いをお話しいたしました。皆さまにも何か感じ取っていただけていましたら嬉しいです。そこから実際の防災備蓄収納につながることを願っています。
●【1部】気象
株式会社ウェザーニューズ宇野沢 達也氏による『気象災害と防災情報』のご講演です。
「気象は難しい」と思われているところを、わかりやすく話して下さり、半数の方が「興味を持った」とのご回答をいただきました。どうしても専門用語が多い気象情報ですが、ライブだからこそ聞けるお話しも拝聴し、雨によって起こる災害理由やそのときの注意点を知ることが出来ました。「街を知る」「自分を知る」「情報を知る」。災害から身を守るためには、意識を持つことから始まりですね。
質問も2つほどあり、笑いもありながら、理解しやすいご回答をいただきました。宇野沢先生、貴重なご講演をありがとうございました。
宇野沢先生は御用事があり、ご講演終了後にお帰りになられました。ご多用の中、お時間をご調整いただきまして誠にありがとうございました。
●【2部】見て!触って!備える!
(1)災害グッズあれこれ(和気産業株式会社)
DIYのパイオニア商社。第二次高度経済成長期の昭和42年(1967年)、日本ではなじみのなかった時代にDIY専門商社としての変革を図り、それから早52年。創業97周年を迎える。
(2)特許登録!耐震対応収納家具(ToyWall事業部)
天井に支持する転倒防止部材を一体設計し、間仕切り壁としても使用できる耐震性に優れた新感覚の組立式システム収納家具です。
意匠登録「登録番号1537454」意匠登録「登録番号1537455」実用新案「登録番号3196122」
(2)耐震グッズ(一般社団法人 屋内地震危険度診断士養成協会)
防災の専門家たちで設立された協会が、耐震グッズとして推奨する『不動王』シリーズ。他にも電化製品転倒防止のジェルマットやキャビネット・ロッカー連結シートもあります。
●【屋内地震危険度診断士3級養成講座】東京・大阪・9月開催予定。只今準備中。
(4)パラコードでつなぐ(防災備蓄収納プランナー協会)
寄付:収益金の一部を被災地へ寄付いたします。
*今回、4,680円を熊本県へ災害復旧及び復興事業の財源の寄附にあたります「ふるさと納税」に寄付しましたことを報告いたします。(2019年7月30日)
(5)手のひら半分サイズの携帯トイレ(防災備蓄収納プランナー協会)
(6)災害食レスキューフーズ(ホリカフーズ)
火も水も使わずにあたたかく食べることが出来る【レスキューフーズ】は、カレーライス、シチュー&ライス、牛丼、中華丼、和風ハンバーグライスの5種類あります。
(7)ローリングストックBOX展示(アサヒグループ食品株式会社)
お湯を注ぐだけでつくりたてのおいしさが味わえるフリーズドライ。超軽量なので持ち運びも便利。本商品は3食×6日分をセットにした『ローリングストックBOX』です。
(8)防災備蓄収納自慢掲示
自宅、自動車の他に、子ども用、高齢者用の防災備蓄など、、今回は14件の「自慢」を会場で掲示いたしました。来場者に一番良いと思った「防災備蓄収納自慢」にシールを付けてもらいました。
そして!
14の実例作品から、兵庫県在住、防災備蓄収納マスタープランナー山口麻里様の『ランドセルに子ども防災』が32票と圧勝されました。おめでとうございました。
当初は【つなぐcords】1つのプレゼント予定でございましたが、非常に素晴らしい実例自慢ばかりでしたので、急遽【ぽけっトイレ】2つも追加いたしました。
当日会場にお越しになれませんでしたので、発送をもって発表と代えさせて頂きました。
今回も全ての「自慢」を素晴らしく思いました。
また、アンケートの評価が大変よく、・参考になった(26)・やってみようと思った(8)・理解出来ていない(1)という結果をいただきました。*解答者のみ集計
ご応募くださいました皆さま、ありがとうございました。
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会が考える「防災備蓄準備に欠かせないトライアングル」が揃う本イベント。どれか一つでも欠ければ防災備蓄に至れないと、まさに感じられる時間でした。ご出展企業様、今年もご協力いただきまして誠にありがとうございました。
●【3部】建築
武田昌幸・生活改善研究室(1級建築士事務所)武田昌幸氏による『建築から見た防災』のご講演です。
「徒然草」から建築造りを教えてくださいました。建築上の基準がある中で四季を考え、どのように設計すると良いのかなど、貴重な事例も公開してくださいました。日々の暮らしを考えた建物がいかに大切かを皆様にご理解、ご興味をもっていただくことが出来ました。
武田先生、笑い声が耐えない楽しいご講演をありがとうございました。
●【4部】備蓄
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会代表理事 長柴美恵による『 自宅避難に備えるコロモガエ』
季節よって異なる防災備蓄を「コロモガエ」と例えて、夏冬、季節によって必要となるモノをお話させていただきました。平常に生活していれば気付かないことも、言われて気付くことがあります。少しでも「そうだ!」と気付いていただけましたら幸いです。
今年もまた、長柴恒例の「手を上げてください」がありました。「家族と話し合っている方」が数名ほどでしたので、今日から「常に家族で話し合うこと」をお願いしました。皆様にこの大切さがしっかり伝わったと願います。ご清聴ありがとうございました。
●黒澤恵子マスターのMCで閉演です。
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会主催、年1回のイベント、第2回目の【SBSセミナー】にお越し下さり、誠にありがとうございました。スタッフ一同心より御礼申し上げます。
災害は地震だけではなく、風水害や建物からの被害もあり、季節によって異なることもご理解いただけたと思います。風水害は気象情報から事前にわかり、助かる可能性が十分にあります。「正常化バイアス」と言って、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまうことから、「自分だけは大丈夫!」と思い込み、非難が遅れることもあります。そういうときこそ、近所で声を掛け合って非難をしていただきたいと願います。
そして、平常時から、建物の見直し、防災備蓄の見直し、1つずつでもはじめられてください。皆さまとともに『防災備蓄が当り前の日本!』を目指していきたいと思っております。
1日の長丁場となりましたが、ご参加下さいまして誠にありがとうございました。またお会い出来ます日を楽しみにお待ち申し上げます。
●こちらも合わせてご覧ください