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2018-10-25

被災地応援、障害者就労支援、スローガンの3つの輪から出来た『ブレスット型防災グッズ』を発表

10月23日ブレスレット防災グッズ【つなぐcords】を発表いたしました。

パラコード(パラシュートに使用する丈夫なコード)で作ったブレスレットタイプの防災グッズです。本商品は、被災地応援、障害者就労支援、弊協会スローガンの3つの輪から出来た商品です。ご購入していただくことで障害者就労支援、被災地応援につながります。

 

仲間をつなぐ・地域をつなぐ・災害、減災、備蓄への意識向上につなぐ・被災地へつなぐ・就労につなぐ・たくさんの「つなぐ」を表し、【つなぐcords】と名付けました。

1)代表の想い

2011年、初めて仙台の駅からブルーシートの屋根をたくさん見ました。画像は翌年2012年の石巻市です。ここから東北を応援したい気持ちがはじまり、同年10月に同業者たちに呼びかけ東北応援チームを設立しました。(当時代表:長柴美恵)

東北へ行く度、個々でやるべきことは何か?出来ることは何か?災害から身を守るためにはどうすれば良いのか?そのようなことを深く考え始め、自宅の防災備蓄の見直しを始めました。しかし、個人だけでは減災に繋がらない。そのためにはどうすれば良いのか?

そんな模索から3年、想いが強まり2016年に弊協会の設立に至りました。

5年間活動してきた東北応援チームは解散しましたが、東北を応援し続けたい思いはただただ残るばかりで、時間の経過とともにさらに災害が続き、何か応援出来る方法はないか?と、また模索がはじまりました。

2)3つの輪がつながったとき

ハウスキーピング協会フェスティバルでブース出展をした際、マスタープランナーたちが持ち込んだ私物にパラコードで作ったアクセサリーがありました。

そこに訪れた長柴の友人がこれを見て、障害者就労施設を紹介していただけることが決まり、「被災地への応援」が出来る道が開いたように思えました。

3)2月、はじめてのイベントで販売

今年2018年2月に行った防災備蓄収納プランナー協会の初イベント【SBSセミナー】で、障害者の方へ制作を依頼し、販売、売上げの一部を宮城県に寄付いたしました。

「これを続けていきたい。」長柴の「3つの輪」の想いはさらに強まり、黒澤マスタープランナーと試作を重ね、正式販売の準備が整いました。

きっかけからちょうど1年。「つなぐ」への想いとともに、「Stock! Beauty & Smart. 正しい知識で美しく収納し備えよう」を広げる使命も強まりました。

4)【つなぐcords】の使い方はいろいろ

ブレスレットに。バッグに。”つなぐ場所”はいろいろですが、実はこのコード、他にも使い方がいろいろあります。バッグをリュックにする方法も解説しています。詳しく【つなぐcords】のページからご覧いただけます。

災害が起きる度、人々は被災地への応援をしますが長くは続きません。しかし、被災地の復興には数年も数十年もかかります。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた地域ではまだ仮設住宅で暮らす方もいます。震災後のままの建物がまだ残っているところもあります。道路がまだ完成していないところもあります。

 

大きな災害は一瞬のことではなく、決して他人ごとではないことを、私たち一人一人が理解しなければなりません。「正しく知る。適切に恐れる。」「防災備蓄が当り前の日本になる」ことを目指し、【つなぐcords】がそのきっかけに繋がれば嬉しいです。

そして、被災地応援、障害者就労支援に繋いでいただけましたら幸いです。

 

代表理事 長柴美恵

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