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2020-06-11

2020年「マスクの夏」は日傘で熱中症対策を!

熱中症の救急搬送人員数で発生場所が最も多いのは「住居」だということをご存知ですか?

外にいれば強い日差しに、暑い!と感じることが出来ますが、ずっと住居内にいると徐々に室温が上がっていることに気付きにくことがあります。自宅の安心もあり、いつのまにか熱中症になってしまうというケースが多いのです。

(1)2位は道路

皆さん何かしらの対策をしているのかもしれませんが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止対策として「マスク」の着用が必要です。昨年話題になった「日傘男子」などど性別問わず、「マスク」+「日傘」も新しい生活様式として取り入れて欲しいと思います。

環境庁も暑さ指数(WBGT)の低減効果が比較的高い「日傘」の活用推進を目指しているそうです。

●平成30年度、九都県市と連携して行った「日傘無料貸出イベント」での暑さ指数(WBGT)の測定では、日向に比べて1~3℃程度のWBGT低減効果がありました。例えば、千葉市動物公園では日傘をさした場合、WBGT測定値が3℃下がり、熱中症警戒レベルが1段階下がっていました。

●さらに、男性6名により帽子のみをかぶった場合と、日射を99%以上カットする日傘を使った場合との比較を行った結果、汗の量が約17%減ることが分かりました。

(2)3位は野外

傘同士がぶつからないように自然と距離を置くようになるので「ソーシャルディスタンス効果」も期待出来るのではないでしょうか。

こういう状況下から考えると「日傘」も防災備蓄に加えておきたいモノです。軽量の折り畳みタイプがありますので、「非常用持出し袋」にも入れておくと良いですね。

ただでさえ年々暑くなってる夏。今年は本当に注意しなければなりません。口がマスクで覆われ、口から熱を放散しにくくなるので体温が上がり、熱中症になりやすい状態になります。

私も夏にマスクは初めです。のぼせやすいタイプですので、日傘は欠かさず、首も冷やしながら、外出には十分に気をつけたいと思います。

 

また、自宅で夢中になってパソコン業務を行っていると、いつのまにか室温が上がっていて、慌ててエアコンをつけることがあります。高齢者はこういう状態に気付きにくく、そのまま倒れてしまうことがありますので、ご家族や近隣の方がぜひ声掛けをしてあげて欲しいと願います。

住居内でも水分は十分に摂ってくださいね。

 

代表 長柴美恵

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