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2019-09-24

不要物と命、どちらを優先にしますか?

「収納がないから・・・」という一言で備えをあきらめていませんか?

その前に、ソレは本当に必要ですか?

「もったいない」「きっと何かに使える」と思いながら何年も持ち続けるモノたち。貴重な収納を使わないモノに占領され、命をつなぐ防災備蓄はあと回し。災害が起きてから慌てても苦しいのはあなた自身です。

そもそも、なぜ防災備蓄が必要なのか?

  1. 大きな災害が起きると、ライフラインが止まる。
  2. 停電になれば店舗の冷蔵冷凍商品が棚から消える。
  3. 交通が寸断され物資が届かない。
  4. 自治体も混乱し、現状把握に追われる。
  5. 物資が届いても手が足りず、選別、配布が行き届かない。
  6. 手当たり次第配布すれば不平等だとクレームが来るため、安易に配布できない。
  7. 何よりも人命救助が第一優先。
  8. 避難所開設、緊急輸送路確保の作業、ライフラインの復旧工事を先に急ぐ。

など、想像を超える状況が起き、食糧さえすぐには手に入りにくいのです。当然、無事なお住まいに1件1件「お困り事のご用聞き」は出来ません。待っていても物資は配られません。避難所へ行けばどうにかなるということではありません。

自宅も家族も無事なら

災害が起きたら、先ずは安全な場所に避難することが大前提です。

もし、建物や周辺に危険性がなければ自宅待機が理想です。物資をあてにしても物資はなく、避難所をさらに混乱させるだけです。

家に何もない

何度も言う通り、避難所でも役所でもすぐに物資が手に入るわけではありません。

不満を言っても抗議をしても、無いモノはない。あってもいますぐは配れない。

苛立ってもどうにもならない。困るのは、結局私たちです。

「なぜないの?」「なぜもらえないの?」「ナゼ電気はつかないの?」と文句を言うのは簡単です。さらに言うと「職員が寝ていた。おにぎり食べていた。」と言われますが、同じ人ですから当り前のことです。その中でも関係者は懸命に動いていることを私は理解しなければなりません。

だから、各自の防災備蓄が必要なのです

精神面からも、衛生面からも、可能なら自宅待機に越したことはありません。

しかし、食糧が買えない。トイレが使えない。料理が出来ない。入浴も出来ない。夜も真っ暗。

これらの不安や不便からのストレスを減らすためにも防災備蓄が必要なのです。

さらには、命につながることなのです。

それでも、不要なモノを抱え、「収納がないから出来ない」とあきらめますか?

助かった命、守りきれますか?

考えるよりも意外と出来る

生活では不要なモノでも、災害用に活かせるモノも案外とあるものです。一度しっかりとモノを見直し、防災備蓄を真剣に考えてみませんか?

本当にもったいないのは「使わないこと」です。もったいないと思うなら使っていきましょう。他の使い方も考えてみましょう。それでも目的が明確にならない不要なモノは潔く手放し、命を守る『防災備蓄』にスペースを譲ってあげてください。きっと「あって良かった!やってて良かった!」という結果になります。

けど、結局使わないのよね・・。

自動車保険を「使わなくて損したからもうやめた!」と思いますか?

防災備蓄も同じです。

備えは「使わなかったことが一番の幸せ♪」です。

賞味期限が切れるということは使わずに済んだ平和の証です。「今日まで災害がなくて良かった祝い」として皆でワイワイ試食するのも、また楽しいものです。

災害時に探さず、安心安全な収納

それが『防災備蓄収納』です。

持っていれば良いのではなく、見た目がきれいなら良いのではなく、災害時に必要なモノがすぐに取り出せること。危険が無い状態で収納されていることが『防災備蓄収納』の重要なポイントです。

防災備蓄は災害用品を全て買うばかりではなく、負担を減らして毎日の生活の延長線からはじめられます。「災害」「防災」という言葉から目を背けずに、家族を守るために、助かった命を守り続けるために、先ずは「モノの見直し」から1歩ずつはじめてみてください。

大きな自然災害でお住まい、事業所を失うことがあります。「もし建物がなくなったら備蓄も意味がなくなる」とご心配される方もいます。それはもちろんあります。しかし、広い範囲で言えば助かる建物の方が多いのです。「もし助かったらどう過ごすのか?」を考えてみてください。

そして、全員が当り前に防災備蓄を準備していたら、不足物資が減り、全てを失ってしまった方に物資が届きやすくなります。避難所の混乱も減少させられます。政府、自治体の負担も減り、結果、私たち住民の利益につながります。災害が起きると被災地を応援する気持ちが強い私たちですが、自分の備えをしっかりと考えておくことも「助け合い」ではないかと思います。

 

代表 長柴美恵

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