長柴流「手作りマスク」の作り方と必要な材料
2020年4月7日、新型コロナウイルス感染症対策として7都道府県に「緊急事態宣言」が発出されました。外出自粛、テレワーク、事業自粛などの要請がある中でも出勤などで外出を余儀なくされる方もします。事情は色々ありますが、まずは「感染しない」「感染させない」をみんなで共有し、お互い十分な注意を払って過ごして参りましょう。
すでに多くの方が手作りマスクをご紹介されていますが、私も楽しみながら「マスク」を作ってみましたのでご紹介いたします。
（1）用意したモノ
基本的に家にあるもの
- さらしと布
- ミシン糸
- ゴム紐
- 裾上げテープ（アイロン接着対応）
- アイロン
- ミシン
＊さらしは防災備蓄用として日ごろから備えています。
（2）作り方
さらしを広げます。
この幅が着用した時の横幅になります。顔のサイズに合わせ、左右の縫い代分も含めて長さを決めます。
わが家では出来るだけ顔を覆いたいという希望と、手持ちの一反の長さ（900cm）が割りやすいように「20cm幅」にしました。
カットした状態。
1枚は薄いです。3枚重ねは厚いかなと感じました。
中表にして二つ折りにします。2枚重ねの厚さです。赤線のように両脇を縫います
画像の上は「さらしの耳」。糸が解れる心配がないので縫う手間が省けます。
下は「輪」。着用時、上（鼻）になるところです。
この上下が着用時の高さになります。
ひっくり返して表を出します。
緩んでいる両端をアイロンで形を整えます。
続けてプリーツを作ります。アイロンでしっかりと折り目をつけます。
プリーツが細かいほど完成時の高さが小さくなります。ただし、両端の重なりが多くなり布が厚くなりますのでお手元のミシンの縫える厚さを確認してください。
赤線のように両端を縫います。
布を顔にあてて、ゴムの長さを決めます。
私は耳がすぐ痛くなるので、ゴムがほぼ縮まず、かつ、かけても外れない長さ（私は20cm）にしましたので耳への負担も感じません。
ちなみに、私が使っている「使い捨てマスク」のゴムは留め代も含めて18cmでした。
（3）完成！
ゴムをつけて完成です。
このゴムは細いため、縫って留めるよりも、赤丸のようにアイロンで接着できる裾上げテープでしっかり留めました。ゴムが強く引っ張られる長さにはしていないため、アイロン留めでも外れません。
型紙の面倒もなくし、裁断の手間も減らし、いかに楽に作るかを考え、さらしの幅を活かしています。小さなお子様や小顔の方は顔の大きさに合わせてください。
私は手縫いよりもミシンの方が楽なのでミシンを使いましたが、手縫いでもすぐに作れます。
着用するとこんな感じです。プリーツを伸ばすとアゴまで隠れます。
2枚だと薄いかなぁ～と思うところもありますが、暑い季節には良いかも知れません。気になる方は内側にガーゼを当てても良いと思います。
遊び心でピンクや柄でも作ってみました。
ピンク布はガーゼタイプで薄いです。太めのゴムはプリーツを縫う時に一緒にゴムも縫っています。柄は一般的な布なのでプリーツが厚くなり縫うときに曲がりました。失敗ですが柄が可愛いので◎
個人的な感想としては、ゴムが太い方が耳への負担が少ないように感じます。
今までは考えもしなかったカラフルマスクで気分転換にテンションが上がりました（笑）
布のマスクは肌に優しいですね。効果はわかりませんが、こういう時だからこそ普段やらないことを楽しんでいます。
（注意）本記事はあくまでも「長柴流のマスクの作り方」のご紹介であり、ウイルスの感染防止を保証するものではありません。予めご了承の上、各自のご判断と責任のもとでご利用をお願いいたします。
（4）まとめ
毎年冬は花粉症用に多めに使い捨てマスクを用意していますので、わが家はあと1ヶ月分以上はありますが、先がわからないので今から「使い捨てマスク」が買えない場合の準備をしています。
洗ったら感染防止効果はわからないとのことでしたので、どちらも効果がわからないという選択から、肌の感触が良い布マスクを用意することにしました。
医療用ガーゼも備えてありますので必要に応じて付けようと思います。
今は購入が困難ですが、落ち着いてきたら防災備蓄として「使い捨てマスク」は必ず確保してください。この状況下なので手作りマスクがブームとなり、布もゴムも糸も簡単に買えません。これらの材料の備えも必要だということです。
何かと役立つ「さらし」を防災備蓄に加えることをおすすめいたします。
皆さまはご体調はいかがでしょうか？
体が元気でも精神的にかなりのお疲れだと思います。
私もこんなに人に会わない時間を過ごしているのは人生で初めてです。
いまは非常にしんどくても、元気ならまた会える！遊べる！
それを目標に、気晴らしにストレッチをしたり、普段やらないことを試してみたり、久しぶりにミシンを出したりして過ごしています。こういうとき、植物の癒し効果は大きいなぁと気付かされました。
いま自分が出来ることをして、みんなでこの新型コロナウイルスを乗り切りたいと思います。
皆さまが元気でいらっしゃいますことを願うばかりです。
くれぐれもご自愛ください。
代表 長柴美恵
